本日の礼拝説教要旨
「湖上の奇跡」 出エジプト33:12-14 マタイ14:22-33 金井 由嗣師
主イエスが湖の上を歩かれた、有名な奇跡です。無理に合理的な説明を加えるより、真の神である方が示された超自然的な出来事として素直に受け取る方がよいでしょう。しかし同時に、一連の出来事の中には真の人としての主イエスの姿も描かれています。
一、孤独を必要とする人の子イエス
バプテスマのヨハネが殺されたとの知らせを受けて、主イエスは寂しい所を求めて移動されました(13節)。それでも自分を慕ってきた群衆を無視できずにパンの奇跡で彼らを養われた後、もう一度独りになるために弟子たちを強いて船に乗り込ませました。祈るためです(23節)。真の神ですが真の人となられた主イエスは、父なる神様と一対一の祈りによる慰めを必要としておられました。
二、近づいてくださる主イエス
逆風に悩まされる弟子たちをご覧になった主イエスは、湖の上を歩いて彼らのところに来られました。驚くべき、超自然的な奇跡です。けれども、揺れる水の上を歩いていくために、主は一晩中歩き続けることになりました。必要とあればどんな奇跡でも起こせる方でしたが、自分が楽をするためにはその力をお使いになりませんでした。むしろ苦しんでいる弟子たちのそばに行くために労苦を共にされたのです。
三、共にいてくださる主イエス
主は弟子たちに声をかけて安心させ、風も静めてくださいました。彼らは以前に、主イエスが風と波をしずめる力を持っておられることを経験していましたが(8:23〜27)、自分たちだけではその信仰を働かせることができませんでした。「わたしだ。恐れることはない」との言葉が表す主との人格的な信頼関係こそ、弟子たちが必要とするものでした。ペテロの身に起こった出来事も、その事実を表しています。
私たちクリスチャンは皆、主との交わりを必要としています。神でありながら私たちと同じ人間になり、苦労も不自由も共に味わってくださったお方が、いつも共にいてくださいます。「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と声をかけてくださる主に信頼して、それぞれの人生の嵐の中へ出て行きましょう。奇跡は今も信じる私たちに起き続けています。
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