本日の礼拝説教要旨

  「神の小羊」イザヤ53:7-9 ヨハネ1:29-34          鎌野 善三牧師

 バプテスマのヨハネは、主の道を整えるための先駆者でした。ヨハネ福音書は、ヨハネが主イエスにバプテスマを授けたことをはっきりとは記してはいませんが、それを前提としています。この前後に、ヨハネは主イエスが以下のような方であることを証言しました。

 一、世の罪を取り除く方

 「神の子」である主イエスは、本来、罪の悔い改めの印であるバプテスマを受ける必要はありません。しかし主は、私たち罪びとの罪を身代わりに引き受けることを示すためにこれを受けられたのです。それは旧約聖書に記されている「過越の小羊」と「苦難の小羊」に象徴されていたことを実現することでした。主は「世の罪を取り除く神の小羊」です。古今東西、だれによっても除くことのできなかった人類の罪を、イエス・キリストは解決することができるお方なのです。

 二、ヨハネよりも優れた方

 ヨハネは、「自分よりもあとから来る方」である主イエスが自分よりも「先におられた」と証言しています。人間的に言うと自分のほうが年上ですが、主が神から遣わされたことを知ったからです。さらに、自分が知るだけでなく、「イスラエルに明らかにされる」ことも認識していました。ヨハネは、人間としての自分の働きの限界を承知していたからこそ、主を自分より優れた方と認めることができました。

 三、聖霊のバプテスマを授ける方

 主がバプテスマを受けられたとき、聖霊がはとのように下り、天から「あなたはわたしの愛する子」との声があったことを、他の3つの福音書は共通して記録しています。ヨハネはこれらのことを目撃したゆえに、主が「聖霊によってバプテスマを授ける方」であることを確信しました。バプテスマとは、浸しこまれることです。主イエスというお方とひとつになり、そのお方の中に浸しこまれることが、現在における「聖霊のバプテスマ」と言うことができます。

 「聖霊のバプテスマ」とは、何か奇怪な経験と思わないでください。それは主イエスとの親しい交わりのことです。「神の小羊」である主は、こんな罪深い私たちの身代わりになってくださっただけでなく、いつも私たちに伴ない、支え守ってくださるお方なのです。

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