本日の礼拝説教要旨 (2007/12/2)
「新時代の預言」 イザヤ11:1-10 黙示録22:16-17 鎌野 善三
イザヤが預言者として活動していたのは、南北両王国がアッシリヤ帝国の侵入の脅威にさらされていた時でした。その時に、彼は新しい時代が来ることを預言したのです。この新時代を開くメシヤなるお方は、過去・現在・未来において次のような働きをなさいます。
一、過去の伝統を継承する
エッサイとはダビデ王の父で羊飼いでした。彼の木、つまりイスラエル王国は一度切り倒されるが、その根株から新芽が生えて実を結ぶとイザヤは預言します。国は一度滅びるが、ダビデの血筋から新しい命が吹き込まれるというのです。彼の預言する新時代は、過去と無関係に始まるのではありません。救い主イエスの誕生は、イスラエルの長い歴史の中で準備されていたことでした。キリストはダビデの子孫として生まれ、その王国を新しい意味で実現なさるのです。
二、現在の支配を確立する
イザヤはさらに、メシヤは現実の世界に生まれなさるが、主の霊によって支配されると預言します。この方は、人間的な見方や聞き方をせず、正義と公正をもって寄るべのない者、貧しい者をさばかれるのです。ところが悪者に対しては、厳しく神の刑罰を宣告されます。主イエスは、貧しい者や罪人たちの仲間となられましたが、義人と自称する者たちを厳しく戒められました。本当の支配者は、外面的ではなく、内面的な規準に基づいて、正しくことを裁かれる方です。
三、未来の平和を約束する
正義に基づく支配がなされる時に、本当の世界平和が実現します。弱肉強食の世界が平和共存の世界となるのです。人間同士の争いはもとより、動物たちも平和に暮らすようになると約束されています。平和の主を心に迎え入れることによってのみ、それは実現します。でも現在の世界は、とてもそのような状況ではありません。それを実現するのは、全世界から集められる「残りの者」です。そしてこれは、主イエスが再臨される時に、初めて実現するのです。
メシヤであるイエス・キリストは、2千年前にこの地上に誕生され、罪人が救われる道を備えて下さいました。そして主は、本当の平和を実現するために再び来られます。待降節はこれを待ち望む時です。
礼拝説教
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